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驚くべき自然の結合力~「琥珀(こはく)」をご存知ですか?

そう、映画『ジュラシックパーク』にも出てくるブランデーのような色をした宝石です。1億4,000万年前の恐竜を現代に甦らせる鍵は、恐竜の血を吸った蚊を閉じ込めた琥珀でした。

恐竜が甦るかどうかは別として、実際にそのDNAを採取することは可能らしいのです。1億4,000万年前の針葉樹の樹液が自然の力で固まり、琥珀となってそのままの姿で現代に現れる、まるで地球に抱かれた天然のタイムカプセルのようです。

炭化コルクや柿渋も、琥珀と同じように樹脂化し自ら固まったものです。コルクは圧力をかけ蒸焼きにする途中自らの樹脂で化学反応を起こして固まります。それをスライスした物が炭化コルクです。

これらを断熱材として使うと、グラスウールやロックウールでできた断熱材のように水分を含んでたわんでしまい断熱性を失うというようなことはありません。柿渋は、木や紙に塗るとその脂と反応し樹脂化します。

このしくみを利用したのが、昔懐かしい番傘です。紙に柿渋を塗り、その上から椿油を塗ることで樹脂化し、よりいっそう撥水性を高めています。先人の知恵とは大したものです。

琥珀も炭化コルクも柿渋も、もとは植物の樹液や成分です。樹脂化したものは長い年月が経ってもその姿や耐久性を失いません。人工の化学物質の力を借りなくても、大いなる自然は素晴らしい素材を私たちに与えてくれているのです。

美味しいワインも住みよい家も、コルクがプロデュース

コルクの使い道で最もよく知られているのはワインの栓。かびや細菌に侵されず、ワインの呼吸を可能にするため、コルクの特性が十分に生かされています。

カバ科植物のコルク樫の樹皮をはいだものがコルクなのですが、その組織は建材に役立つ性質も多く持っています。1cm 3 中に細胞が約4,000万個あり、弾力性と断熱性に富んでいるのです。

「スベリン」と言う虫が嫌う成分も含まれています。目の詰まったコルクはワインの栓、中程度のコルクは機械の振動吸収材、そして目の粗いものが建材に使われています。

コルクくずを金属型枠に入れて、熱を加えながら圧縮すると、コルク内部にある接着性の成分がにじみ出し、互いが接合します。それを蒸し焼きにしたものが炭化コルクです。コルク元来の防虫性・断熱性に、炭化による空気の浄化・吸湿作用も加わり、床下地や断熱材にはもってこいの素材なのです。現在問題になっているアスベスト(石綿)とは健康的見地からも比べ物にならないほど優秀な天然素材なのです。

万能選手のようなコルクですが、ちょっとした難点もあります。ポルトガルやスペインなどの地中海沿岸地でしか育たないのと、木が育つまで15年ほど待たなくてはならないうえ、手作業でしかコルクは組織を剥がせないので膨大な手間がかかるのです。しかし、コルクは樹皮を剥がしても9年も経てばその樹皮は再生し、伐採せずに1本の樹から通算約10回も原料を採る事ができます。

産地では国の管理の元に大切に育てられています。『無添加住宅』ではこの大変貴重な自然の恵みである炭化コルクを、ポルトガルより直輸入し断熱材として使用しています。

ヨーロッパで石が屋根になる理由

ヨーロッパの古い町並みに独特の風格を与えているのが、石の屋根。
建物にしても持ち物にしても「子へ孫へと永く受け継がれていく」ことを当たり前として生活を営み続けてきた人々が、屋根材に石を選んだのは単に美しかったからだけではありません。

屋根に用いられる石は、粘板岩。川や湖の底にたまった泥が長い年月を経て固まり、さらに圧力がかかってできた岩のことです。板状に剥がれる性質があり、屋根用に薄く加工しやすい上、酸化した状態が科学的に安定してとても硬く、耐久性にすぐれているので風雪や気温の変化にもしっかり対応でき、屋根材としてはまさに最適。気候条件の厳しい山岳地帯へ行けば行くほどこの石の屋根が多く見受けられるのはその証です。

何億年もかかってできた石だから、後何百年経たとしてもその美しさも変わることはありません。日本伝統の瓦屋根でさえ30年で葺き替えを余儀なくせれるところ、石の屋根は不具合が出たところだけ替えて修繕し、世紀を経てなお現役を務められるのです。

石の屋根材は「スレート」と呼ばれていますが、近年は問題のアスベスト(石綿)をセメントと混ぜて成型した人工のものが主流になり、昔ながらの石屋根材をわざわざ「天然スレート」と区別して呼ぶような逆転現象が起こっています。しかし、人工スレートは10年程度で退色がはじまり、撤去時の健康被害も懸念せれるなど、天然スレートとは比べるべくもありません。

『無添加住宅』が使う屋根材は、もちろん天然の粘板岩。ヨーロッパの精神に倣った永年仕様のクオリティです。

時代が求めた、漆喰壁の復権

漆喰(しっくい)の壁と言えばすぐ思い出すのが、お城や蔵。
外敵から財産や命を守るため、火に強い漆喰が使われたのです。しかし桃山時代以前、漆喰は高価なものでした。なぜなら割れにくくするためのつなぎに、高価な米を使ったのりが必要だったからなのです。

その後安価な海藻のりの発見があり、漆喰壁は築城ブームと共に発展を遂げますが、昭和の高度成長に連れ新建材やビニールクロスなどの工業製品におされてすっかり衰退してしまいました。しかし、ここ数年、健康や地球環境に配慮して天然素材の壁が俄然見直されてきています。

新建材やビニールクロスは、燃えると325℃をピークにダイオキシン等の有害物質を発生します。それに対して漆喰の成分は、石灰岩と同じなので燃えることはないのです。その他にも漆喰には、カビに強い、吸湿性と放湿性に優れている、室内の空気を浄化してくれる等の様々な特性があります。

自然素材の壁は数多くあれど、漆喰が他と明らかに大きく違うところがあります。それは漆喰自身が化学変化して元の硬い石灰岩と同じ状態に固まろうとすることなのです。そして固まると石や岩と同様にゆっくりと風化がはじまり、何百年でももちます。

これが例えば珪藻土の壁ならどうでしょうか。珪藻土は海の底でプランクトン「珪藻」の死骸が積もって化石化した泥土のことです。火に強いので七輪や耐火レンガの材料として古くから使われていました。吸水性・放湿性・断熱性の高い自然素材として注目をあびていますが、漆喰のように自身では固まることができないので接着剤を混ぜる必要があるのです。つまり使った接着剤の寿命がそのまま珪藻土の壁の寿命になってしまうのです。

これでは何代も永く住む家の壁には選べません。長い年月をかけて元の石灰岩にもどり、自然のなかで行き続ける漆喰。世界中で壁材として愛されている理由がここにあります。
(蛇足ですが今の「聚落壁」は樹脂や紙が混ざった聚落風の壁ということです。これは燃えてしまいます!)

大丈夫なの!?プラスチックが家を支えているなんて!

少し専門的な工法の話です。
床下の換気を良くするため、昔の住宅には基礎の部分に直接「切欠き」(四角く空けた部分)をいれていました。これでは切欠き部分の耐久性が低下し、換気も十分できないため、最近では基礎と土台の間に党首なパッキンを配置する「土台パッキン工法」が普及しています。

これにより従来に比べ1.4倍もの換気が可能になり、床下の湿気で家の寿命が縮まるリスクが少なくなりました。しかし、新しい工法には新しい材料が使われるもの。このパッキンの主原料はプラスチックなのです。

私たちの貴重な資源である石油から作り出されるプラスチック。経年変化による劣化は避けられず耐久性を失っていき、燃やせば、有毒物質を排出します。こんなプラスチックが基礎と土台の間で家の重さを支えているなんて、住む人はほとんど知りません。

でも、これが『無添加住宅』が使う石のパッキンならどうでしょうか。何億年もかかって自然の力でできた石だから、経年変化する心配はありません。もちろん燃えることもなく、プラスチックのように廃棄処理する時にダイオキシンなどを発することもなく、ただ自然の中に還って行きます。

地球環境に優しい天然素材に支えられた家は、住む者に大きな安心感を与えてくれるでしょう。

虫が好きな木、嫌いな木、木材も適材適所

例えば、柱も壁も床も天井もすべて天然のヒノキで造った家があるとします。この家は健康を育む住宅でしょうか?『無添加住宅』からの答えは「NO」です。

木はいろいろな個性があります。ヒノキやスギなどは、虫やバクテリアといった外敵から身を守るために、殺菌・殺虫高価のある天然の化学物質を出しています。市販の殺虫剤はその天然の化学物質に似せた化学式を人工で作り出したものです。

虫の中枢神経を麻痺させる木の天然毒は、健康な人の身体にはこれといった影響を及ぼしません。しかし、シックハウス症候群や化学物質過敏症を発症した人にとっては、いくら天然でも、いくら少量でもまさに毒。すぐに症状が出てしまうでしょう。内装にスギ・ヒノキを使用した家に住むということは、原因物質を毎日直接浴び続ける生活を送るということになってしまうのです。

では、サクラやナラといった毒を備えない木だけで建てた家ではどうでしょう。確かに人の身体には優しい家ができそうです。しかし、優しい木はシロアリにも好かれますし、菌にも好かれて腐りやすいのです。それでは大きな家屋を長年支えるまでの頑丈さは望めません。

健康に永く暮らせる家に必要なのは、虫に好かれる木と嫌われる木をうまくバランスを取って使うこと。ヒノキやスギは土台や柱などの構造上重要な部分に。サクラやマツは内装に。

『無添加住宅』では大事な家の構造を守り、住む人の健康を守るため、厳選したさまざまな木を適材適所で使用しています。

飲んだら若返る?ちょっとすごい柿渋パワー

「柿渋」は読んで字のごとく、柿から採れる天然のエキス。
まだ熟れる前の小さな青柿が原料で、絞り汁を自然発酵させた上澄み液が柿渋になります。

昔から木・布・紙等の染料や補強剤・防腐剤・防水剤として、また血圧降下剤・やけど・しもやけ・二日酔い予防として、さらに毒蛇等、の蛋白毒の中和やお酒の清澄剤として、広く利用されてきました。

主成分は高分子の「タンニン」、健康ブームで良く聞かれる名前ですね。タンニンは多くの植物の葉などに含まれ、葉が動物に食べられるのを防いでいます。渋く感じられるのは唾液のタンパク質を収集するからですが、この作用が硬化や腐敗に関連するタンパク質を除くために利用されます。

虫には怖いタンニンも、人間には渋い味程度で何ら害はありません。それどころか飲んで身体に取り入れると、老化の原因である活性酸素により酸化されたタンパク質を取り除いてくれる強力な健康飲料になるのです。

よく「お茶にはタンニンが含まれているから老化予防に良い」といわれていますが、実は緑茶にはタンニンそのものは含まれず、カテキンが時間を経ていくつも結合した複雑な化合物になってやっとタンニンと称されるのです。こう聞くと、お茶よりも、タンニンが主成分の柿渋を飲んだ方が若返りに効きそうな気がしてきますね。

『無添加住宅』も防腐・防虫・塗料に天然の柿渋を使用し、老化しない住まいを目指しています。

建築基準法をクリアした住宅が、私たちの身体を蝕んでいる

日本の建築基準法におけるシックハウス対策の実態をご存知でしょうか?ホルムアルデヒドとクロルピリホスの2種類の化学物質のみが規制されているだけなのです。

へぇ、そうなんだ・・・としか思わないあなた、これが他人事ではすまされないようになるかもしれませんよ。と言うのは、今問題になっているシックハウス症候群やもっと恐ろしい化学物質過敏症にあなたがならないという保証はないからです。自分の身体に溜まっていく化学物質は、ある日突然に許容量を超えて不具合を引き起こすのです。

化学物質過敏症を発症すると、たった1ppmという数字で化学物質に反応してしまいます。1ppmは100万分の1、例えればプールに角砂糖1個を投げ入れたくらいの濃度です。

現在、厚生労働省はホルムアルデヒドも含め、化学物質の室内濃度指針値を定めていますが(恐ろしい化学物質は他にもいっぱいあります。)しかし、これには何故か強制力がないのです。各業界の自主規制に任されています。強制力があるのは建築基準法の規制の対象となっているホルムアルデヒドの濃度(0.08ppm以下)と防蟻剤などに使用されるクロルピリホスの使用禁止だけなのです。

建材メーカーやハウスメーカーからすれば、これは好都合と思っているにちがいありません。化学建材や接着剤の中にどんな有害物質が何種類含まれていようと、それがホルムアルデヒド・クロルピリホス以外ならば何もないふりができるのですから。

いま日本中に「建築基準法をクリアした健康住宅」と高らかに謳われた家があふれていますが、私たちはこういう甘い規制のもとに作られた建材で建てられた住まいを知らないうちに買わされ、住んでいるということなのです。いま健康であっても、いつシックハウス症候群や、化学物質過敏症を発症してもおかしくない。そんな環境に居ると言うことを、あらためて確認しておく必要がありませんか。

『無添加住宅』は国が定める指針値以下の限り無く0に近い測定結果を得ています。

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